消費者金融が取り扱うキャッシングやカードローンというのは、誰でも借りることが出来る物として知られています。

主婦や学生、フリーターなどの銀行融資の受けられない人でも借りることが出来て、そういった層を対象とすることで利用者を増やし続けています。

キャッシングやカードローンというのは、言い方を変えれば借金というものです。

昔から借金をするためには、それなりの収入や職業といったいわゆる社会的なステイタスというものが必要でした。

しかし、不況となった昨今では消費者の財布のひもも固くなり、お金に困ったそれなりの社会的ステイタスを持つ人を見つけるのは難しくなりました。

利用者がいなければ、消費者金融も立ちゆかなくなってしまうので、業界全体として方針転換を図ったのです。

それが「融資額を低く、そして簡単なシステムとすることで、利用者を広げる」という方針です。

数十万〜100万円程度の融資に抑え、回収しやすくトラブルが発生して回収しきれなくても被害は少なく、それでいて利用者を増やす方法として、従来では借り入れ対象とは見ていなかった、学生や主婦、フリーター層も見事に取り込むことにしたのです。

キャッシングという言葉に置き換えることで借金に対するイメージを変え、利用者を増やしたその手腕は見事という他ありません。